【106】 発声訓練は自己表現のクオリティを高める

今日はボイトレの個人レッスンでした。いつもありがとうございます。

声には色々な情報が含まれている

声を聴くだけで、フィジカル面・メンタル面など、その人のパーソナリティを感じることが出来る、とぼくは思います。

ざっと、思い浮かんだキーワードを適当に並べてみると、体調、性格、エネルギー、自信、人間関係を作るのが得意かどうか(包容力)、感情、などなど。

声は自己表現の1つです。

プレゼンでパワーポイントのクオリティを高めるのと同じぐらい、発声訓練はアウトプットのクオリティを高めます。以前、エクスマの藤村先生の講演を聴いて、こんな記事も書きました。

人前で話すときに、話す内容と同じぐらい、声や体をどう使うか、って大切だと思います。

僕は劇団で、舞台の袖から、先輩方の演技を見ていましたが、本当に実力のある先輩が、舞台上に登場すると、その一瞬で、客席の集中力はぐーーん、とアップしました。

そして、芝居中でも役者と客席のコミュニケーションがしっかりとれた、(まとまった「笑い」が起こる)凄い舞台を作っていました。

その能力って、役者だけでなく、人前に立つ誰もが、無いよりかはあったほうがいい、そんな風に思います。目線の角度一つで、場は良くもなれば、ダラダラしたものにもなります。

声の出し方(や身体の使い方)は、その方の魅力をより高める技術の1つだと、ぼくは思います。

復習にご利用ください

さて、ここからは今日来てくださった生徒さん(歌のボイトレ)のために書きます。

今日、ボイトレをしていて、一番感じたこと・復習してほしいな、と思ったことは「ブレストレーニング」です。とくに、スタッカートの時に使う筋肉を鍛えると、高音でも更にしっかり発声出来るようになると思います。

ご自宅で出来るトレーニングを紹介します。

(1) 風船ブレスのポイント

  1. 素早く膨らませるのではなく、じっくりゆっくり膨らませること
  2. 首や肩には力をいれずに、お腹だけを意識して膨らませること

(2) ストローと爪楊枝のポイント

  • 指に爪楊枝を100回当ててみよう

p.s.

友達がぼくの紹介記事を書いてくれました。金さん、ありがとう!


【今日の生徒さんのメニュー】

  • ストレッチ 肩回し / 首回し
  • ブレストレーニング レガート tempo 60 7拍  / 11拍 / 15拍
  • 風船ブレス 10回
  • ブレストレーニング スタッカート tempo 80 4分 / 8分 / 3連符 / 16分
  • リップロール ロングトーン 地声 / 裏声 / 裏声 → 地声 / 地声 → 裏声 → 地声
  • リップロール 音階練習 BからAまでdrmfsfmrd
  • リップロール 音階練習 裏声で FisからDまで drmfsfmrd
  • リップロール 下降 FisからCまで drmfsfmrd
  • リップロール 音階練習 dmsdsmd
  • 表情筋と舌のストレッチ
  • ハミングでロングトーン 地声 / 裏声 / 裏声 → 地声 / 地声 → 裏声 → 地声
  • ハミング 音階練習 drdrd BからGまで
  • 割り箸を噛みながら発音 a i u e o
  • i 母音でロングトーン ポルタメントで裏声→地声 / 地声 → 裏声 → 地声
  • 発音 wi で音階練習 drmfsfmrd BからAまで
  • ギター伴奏付きで 楽曲練習

【大阪・四ツ橋でボイトレ】

ボイトレ個人セッションの詳細はこちら

【演劇で自己表現のトレーニング】

★ げきトレ 03/12(土) 14:00 –

投稿者:

橋爪大輔

1985年生まれ