動画はより正しく『発信者』が伝わります。
文字や写真に比べて、動画から読み取れる情報は格段に多い。ぼくたちは、人の発するもの(声・音・あるいは静寂)を聞くと、その人のその時の体調・心境・性格・状況などを垣間見ることが出来ます。
特に、生中継のサービス(PeriscopeやFacebook Live)は、編集が入っていないので、その人の良さも癖もわかりやすいです。
2秒の間
例えば、先日、エクスマ同期の瓦王子こと岡公司さんがPeriscopeで初配信されていました。場所は講習会終了後の打ち上げ会場。盛り上がっている様子が映像から伝わってきます。
そんな中、王子に「講習会どうだった?」という質問がきました。
王子は約2秒ほど間をとった後、その質問に答えました。ぼくはこの2秒でなんだか王子の「気持ち」を察することが出来ました。
やはり、次の日のブログにはこう書かれていました。
正直に言おう、まだまだ坊やでした。あまちゃんでした。カスでした。欲しがってました。ごめんなさい。自分のFacebookの投稿に酔ってましたわ。
王子、さらけ出してますね!
ぼくも産創館主催のSNS活用塾で同じように指摘されているので、王子のお気持ちよくわかります。・・・と、フォローは一言にしておいて(笑)
この2秒という間の中に、王子の心境が込められています。そして、演劇・音楽の世界では、このような間を利用して、お客さんに情報を届けています。
一秒狂うと心配になる
ぼくは劇団で4年間仕事をしていました。
役者あるあるですが、舞台での本番中、他の役者のセリフが1秒遅れたりすると、心のなかで「やべっ、おい、大丈夫かよ」と思っていました。
演劇の作品は緻密に構築されています。数秒単位で、情報の意味合いが変わってきます。
バレてるからさらけ出そう
ぼくが思うポイントは、「緊張してる」のに隠すから「なんだかこの人怪しいな、臭うな」と思うわけです。舞台に立つと、どんなに取り繕うとしても、バレる人にはバレる。
心屋仁之助さんが例え話として使っていましたが、ミートソースが服についているのに、それを隠そうとするから、みんな違和感を感じる。「ついてるよね?」って。そんな時は、「ついちゃった、あはは」とさらけ出したほうが、自分も周りも楽です。
動画の配信や、人前で話すときも同じで、緊張しちゃってるんだから、それを隠さずに「ああ、ドキドキしてます」とオープンにしたほうが、楽だと思います。
動画の生中継には、声や表情など多くの情報があるので、自身をより正しく発信することが出来る。動画の配信は最初、誰でも緊張します。でも、隠してももう読み取られてるんだから、その緊張をさらけ出そう。
レッツトライ!
p.s.
非言語の能力、つまり、身振り手振り・表情・発声などを鍛えたい御方は「げきトレ」をおすすめします!
今のクラスは経験者用なので、人数が集まれば、初級クラスも良いな、と思っています。