言語と非言語のバランス

ぼくたちはある年齢を過ぎると、言葉に頼りすぎる傾向にあるのかもしれません。

はれ君のクラスメートは、まだほとんど言葉を持っていません。だから、自分の気持ちを行動で表現します。

子どもはまず、チラッとこちらを見ます。そして、こちらがニコッと笑顔で返すと、一瞬、目線を外して、また、チラッと見ます。そこで、またこちらが笑顔で返すと、それだけで、距離感は縮まります。

距離感の縮まった子どもたちは、ある子は顔を極端に近づけてきます。ある子は手を伸ばして「タッチ」を求めます。ある子は両足の間をくぐり抜けて遊ぼうとして来ます。

それらに、言葉でのやり取りは一切、用いられていない。すべて非言語コミュニケーションです。言葉の内容以前に、その言葉を発する声の質・表情・匂いなどによって、人は相手を判断しています。

そんな息子は、今、1歳11ヶ月。

最近、一緒にいて凄いな、と思うのは、こちらの言葉を理解しているようにみえることです。

例えば、「はれ君、くつした脱いで?」と言うと、自ら座って、靴下を引っ張り始めます。「はれ君、おしっこジャージャーするから、ズボン脱いで?」と言うと、ズボンを下げ始めます。

そんな時、はれ君からは「うん」とか「わかった」という返事は、『言葉』としては返ってきませんが、確かにこちらの言葉を理解しているように見えます。

言語と非言語のバランスを、今、子どもから学んでいるように思います。