前回までの流れ
生野区は昔ながらの町並みの良さがある一方で、空き家の増加が課題となっています。その課題に建築家や行政などの専門家集団が協働して取り組もう。
その名も『生野暮らしをしたい人がいたら、皆で空き家探しを手伝いまっせプロジェクト(仮)』です。
ただし、いくらテーブル上で話し合いを重ねたとしても、実際に事例を作っていかないことには、実務的な問題は見えてこない。
ということで、そのプロジェクトが来年以降、見える化されて、区外の方に提供できるように、橋爪家がその実験台になります(詳しくはこちら)。

空き家に住むまでを見える化
「生野区の空き家を改築して住みたい」「住み開きをして地域を盛り上げたい」。そんな想いを持った個人・家族が、確かにいます。
では、いざ、空き家探しとリノベーションをする時、一体どこにアクセスすればいいのでしょうか。実際に住むまでに、どういうステップを踏めばいいか。進めていく上で、どういう問題が起こって来るのか。
そんな生野暮らしを始めるまでの段取りを誰でも自由に見られるように、借り手目線でこのブログにプロセスから掲載していく。それがぼくの「やりたいこと」です。
このブログがきっかけで、生野区に想いを持った方が住まれたら、そんな嬉しい事はないからです。
空き家ドリームチーム
生野区の建築家チーム・行政・不動産コンサルタント・学生など、さまざまな立場にある方々が、橋爪家の空き家探しを実験台にして、一件やりきることで、空き家に対する共通認識を持つと同時に、事例を作る。
そんな気概を持って、昨日も会議が行われました。




空き家情報のファイリング
「まちが活性化するのであれば、そんな人が来るのであれば貸したい」というオーナーさん(住宅提供者)を探す。
そして、空き家の情報を『生野暮らしをしたい人がいたら、皆で空き家探しを手伝いまっせ』プロジェクト(仮)が蓄積する。
生野区のおせっかい集団
その上で、想いを持った人・生野暮らしに憧れる人々に、例えばワークショップ形式で、空き家の情報を提供する。
ワークショップでは『手伝いまっせ集団』が、「生野区でどんな暮らしをしたい?」「あ、それやったら、この空き家はどう?」「この平面図やったら、どこをキッチンにしたい?」・・・など、おせっかいにヒアリングをするでしょう。

そのワークショップを経て、気になる空き家が2,3件見つかったとします。じゃあ、おせっかい集団と一緒に今度は現地に行き、空き家をゾロゾロと見学する。空き家ツアーズです。
なんて、おせっかい!
でも、それらのおせっかいは、「生野区に住みたい!」「生野暮らしをしたい!」という個人・家族の方がいらっしゃったら、生野区は区をあげてそこまでしよう!という気持ちの現われなのです。

こんな感じで、ヒアリング ⇒ 空き家ツアーズを経て、改築に進みます。
改築の段階になると、法律的・建築的・金銭的にどうしたらいいか、課題も色々と出てくるはずです。その時も大丈夫。頼れるおせっかい集団(専門家チーム)が生野区にはいます。
次回、橋爪家は空き家ツアーズに進みます。日程は6/24(金)15:00~から。
もし、「わたしも見学したい」という御方がいらっしゃったら、おせっかい集団に問い合わせるので、Facebookなどでご連絡ください。
橋爪家、引き続き身体を張ります!