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【事例紹介】合唱の力で地域に世代間交流の場を~コーラス・コミュニティ・プロジェクト~|京都市東部文化会館

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【期間】 2014年9月~10月
【場所】 京都市東部文化会館
京都市音楽芸術文化振興財団
文化芸術活性化パートナーシップ事業

【1】

誰でも気軽に参加できるワークショップを通じて、世代間を越えたコミュニケーションの場づくりを地域やホールと共に創りだすことが、この企画の目的です。

年代の違う4つの団体の施設に自ら出向き、合唱を気軽に楽しめるようなワークショップを行いました。

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9/10 京都府立洛東高等学校コーラス部

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9/13 京都市山科中央老人福祉センター

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9/13 京都藥科大学混声合唱団ユーベルコール

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10/1 京都市立山科中学校合唱部

【2】

個別のワークショップの後は、東部文化会館のホールにそれぞれの団体が集まり、子どもと大人が共に歌い合うワークショップを行いました。

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10/15 東部文化会館 ホールにて

【3】

最後に、10/26に京都市東部文化会館で開催された第10回コーラスフェスティバルin山科・醍醐で、その成果を発表しました。

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参考資料:企画書より

『ワークショップ』を説明する際、しばしば『レッスン』と比較して説明をします。

『レッスン』は『ワークショップ』と比較して、一方通行と言えます。先生(教える側)と生徒(教えられる側)の役割は常に固定されています。「知識を持つ大人」が「未熟で真っ白な子ども」に指導する、という構図が『レッスン』の一般的な形式です。もちろん、『レッスン』そのものは必要不可欠です。例えば合唱の現場においても「楽譜が読めるようになること」などの知識や、「いかにして声をコントロールするか」などの技術を習得していくことは、合唱団が成長していく上で必ず通らなければならない道です。しかし、成長を急ぎ、効率の良さを追求する現代社会の中で、失われていくものも少なからずあるように感じています。それを補填してくれるのが『ワークショップ』です。

『ワークショップ』は「先生や講師から一方的に話を聞くのではなく、参加者が主体的に論議に参加したり、言葉だけではなくからだやこころを使って体験したり、相互に刺激しあい学びあう、グループによる学びと創造の方法」(中野民夫)と定義されています。

ファシリテーター(活動を進行しながらも、現場で起こる出来事に対応しながら活動を支援する人)は確かにプログラムを進めてはいきますが、活動の主役はあくまで参加者側にあります。『ワークショップ』には、大人と子ども、男性と女性、声の大きい人と小さい人など、立場の違う人々が集まります。そうした「普段の生活では混ざりにくい」彼らを繋げあい、刺激させあい、越境していく現場を生み出すことが、ファシリテーターの大きな仕事の一つです。

日本は高度経済成長を経て、成熟社会へと歩み始めています。文部科学省は成熟社会を生きる子ども達に、今後の日本や世界で必要な新しい学力として「複雑で正解のない問題を解決できる力」を求めています。その具体的な方法として「子どもたちが地域の人々らと一緒に課題について取り組む『ワークショップ』方式を取り入れた授業」を推進しています。合唱による『ワークショップ』は、今まで出会うことのなかった人々を繋げて、音楽の力で自身を他者にさらけ出し、目標に向かって協働する力を養います。