よく喧嘩をすることの多い橋爪家ですが、先日、妻がぶち切れて家出しました。
揉め事自体はとっても些細なことです。
ぼくは普段、妻に「使ったら戻す」「開けたら閉める」と言っている。ある日、妻が家に帰ってくると、部屋がぐちゃぐちゃになっていた。
「なんな(なによ)?おめーもできてねかろーが(あなたもできていないでしょ)?」。それが火種になって色々なものが発火して爆発。よくあることです。
問題はここからです。
ぶつかること自体は仕方がない。誰だって爆発する時はあります。じゃあ、ぶつかった後、いかにして関係を修復していくか。ここがポイントです。
橋爪家の場合はこうです。
まず、再び家で妻と再開した時ですが、決してすぐに話しかけないこと。じっくり、時が来るのを待ちます。あくまで、普段通り、日常を淡々と過ごします。
でも、淡々と過ごす中で、五感を研ぎ澄ませておくこと。妻の歩くスピード、足音、扉を閉める音、これらで、どれくらいの憤りかを感じます。
そして、一つずつ、アクション。
洗濯物を畳む。掃除機をかける。夜ご飯をつくる。子どもをお風呂に入れる。
これらをテキパキとこなします。
それで、もし「いけるな?」と思ったら、ようやく会話を試みます。でも、これも、相手が基本的に「うん」としか言わないような言葉がけを意識します。
「ご飯、適当に作るね?」
「うん」
「はれ君、お風呂入れるね?」
「うん」
こんな感じで、徐々に徐々に距離感を縮めていきます。そして、その日はもうお風呂から出たら、息子と一緒に寝てしまう。その日のうちに仲直りしようとは思わないことです。
そして、翌朝、「おはよう」と投げかけてみる。その時、わずかに「おはよう」の声のトーンが柔らかかったら、ゴールです。
以上、関係を修復する方法でした。