ブログとFacebookがきっかけで、生野区に子育てママ達のチームが出来た!という話

朝起きたら、Facebookに嬉しいコメントを頂いていました。

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ひとみさんの「橋爪さんと出会わなければ、今の私はなかったかも」という言葉には、さすがに少し胸が熱くなりました。

ブログがきっかけ

ひとみさんは、ぼくのブログを検索で見つけて、2/9にメールを送って下さいました(その時の様子は昔のブログにまとめています)。

生野区内には、気軽に通える英語教室がなく、オープンな英語サークルが近所にあればぜひ参加したいという声が多く、本格的サークルを立ち上げようと準備中です。橋爪さん、もしもご興味がありましたら、サークルの立ち上げの相談にのっていただけないでしょうか?

頼ってもらえるって嬉しいことです。さっそく連絡を取って3日後に会いました。そして、お話を聞いて、その場で英語サークルの投稿をFacebookにしました。

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繋がるママ達

この投稿をきっかけに『桃谷のキッズルーム』のかよちゃんこと中峯佳代子さんがメッセージを下さいました。4/19の2か月後にかよちゃんとも初めて会いました。

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右側がかよちゃん

その後、ママ達が徐々に繋がりはじめて、ひとみさんと初めて会った日から約3ヶ月後には、生野区で子育てチーム(いくすく子ネクト)が立ち上がりました。

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「夏休みに暇をしている子ども達が集まる場を」という想いで開催した7月の『第一回子どもお楽しみDAY』は予想を超えて大盛況に終わりました。

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次回は8/25に第二回のイベントを開催します。

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ぼくは合唱指揮者と名乗っています。

合唱指揮者の役割は『状況が違うバラバラな個人をチームにまとめて、声を出して主体的に歌ってもらうこと』。その仕事の定義を広げて考えると、ママ達の活動のサポートをすることは、合唱指揮者が行うことと似ているように感じます。

ママ達のチームが拡がっていってほしいので、これからもサポートしていきたいです。だから、ひとみさん、ママ達が20人ぐらい集まったら、いつか女性合唱させてください(笑)

劇団に勤めていた時に書いた4年前の文章

昨日から今年度の学校公演が始まりました。

私の勤務する劇団は、児童青少年に向けて劇を作り続けていて、30年近くロングランしている作品もあります。昨日はその長く続く作品の一つを、奈良県の小学校で上演しました。

私自身もその作品の公演班について数年が経つので、現場での一連の流れがだいぶわかるようになってきています。本番も少しずつですが、落ち着いて過ごせるようになってきました。

以前は「大きな声を出して体育館の後ろまで届ける」と指導されていましたが、今は「体育館の持つ響き」「その日の外の天候」「観客の集中力の度合い」によって、ある程度声の大きさは変わり、また、「前の台詞を受けてどう言うか」「セリフを言う前に『間』をどれぐらい取るか」など、他の役者とのコミュニケーションによっても、声の浸透する範囲が変わってくることを実感しています。

子ども達は何よりも素直な観客で、目の前の出来事が面白い、と感じるとグッと集中して、飽きてくると、ザワザワしていきます。

役者の初登場&第一声はとても大切で、力のある役者がセリフを言うと会場は気持ちの良いほど、シーンとなります。笑いが起きるポイントで度々笑いが起こり、作品がスムーズに進んでいきます。

なので、客席のだいたい反応というのはアンケートを読まなくても、リアルタイムでわかることが少なくないです。

さて、これらの経験は合唱団の活動とも通じています。

「作品をロングランすることで、見えてくるもの」「演奏する『場』の環境を掴むこと」「他の歌い手とのコミュニケーション」「演奏しながらリアルタイムで客席の様子を感じること」

私の仕事での体験をメンバーと共有出来たら、と思っていますが、合唱団の歩みはゆっくり進んでいます。まあ、焦らずに。

それにしても母親は凄い

昨日は生野区のママ達が夏休みの子ども達に向けて、イベントを開催しました。ぼくは生野区まちづくりセンターとしてサポートしました。

写真やアンケート結果はこちら

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それにしても、母親って凄いな、って思います。かよちゃんの家族は男の子が3人。傍で見ているだけでもその大変さを想像しました。

男性は少しぐらい給料が少なくても、家庭や子育てにもう少し加わったほうが、地域にとっても家族にとっても良いだろうな、と思います。

システム的に難しい気もします。長時間勤務が当たり前。通勤により生活と仕事の場が違う。固定された勤務形態。

たとえば、ぼくの場合、昨日は、イベント後、まちづくりセンターのミーティングに出て、18時に息子を保育園に迎えに行き、冷蔵庫にあったナス・人参・じゃがいも・玉ねぎと肉を使ってカレーを作って、子どもに食べさせ、お風呂に入れた後、妻にバトンタッチして、20時前に再び区役所に戻り、22時頃までニュースレターの発送作業をしました。

通勤がなく、職場・保育所・自宅が隣接していて、かつ、仕事のやり方やシフトが柔軟だと、家庭と仕事の両方に貢献出来るな、なんて考えた昨日でした。

生野区のママ達が「夏休みに暇をしている子どもたちが集まって楽しめる場を作りたい」という想いでイベントを開催しました。アンケート結果もお伝えします

生野区まちづくりセンター・支援員の橋爪大輔です。

生野区まちづくりセンターは「まちづくりに参加したい」という方々が出会う場として【生野区の未来を想う交流会 まちカフェ】というイベントを、毎月第3土曜日に開催しています。

その会をきっかけにママ達がチームを結成。「夏休みに暇をしている子どもたちが集まって楽しめる場を作りたい」という想いで、『夏休み子どもお楽しみDAY』を開催しました。

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企画・主催・実施、全てママ達の手作りのイベントです。子ども48名・大人30名が訪れて大盛況に終わりました。

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前半はみんなで楽しむ『英語うたあそび』『食育クイズ』。後半は3つのブースに分かれて『石鹸デコパージュ』『クラフト貯金箱』『わりばし鉄砲』が出店しました。それぞれの様子を紹介します。

はじまり

開会の言葉は元・幼稚園の先生のかよちゃん。さすがでした!子どもたちは静かに話を聞いていました。

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英語うたあそび

ひとみさんの進行で、「Toutch your nose!」「Point your mouth!」など身体を使って遊んだり、英語の歌をギター伴奏付きで歌ったり、じゃんけんを英語バージョンでしました。

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食育クイズ

やえちゃんの進行で、食育に関するクイズをビンゴ形式で16問出しました。楽しみながら食育に関して考えてもらいました。

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◯☓に分かれる

後半は3つのブースで楽しんでもらいました。

割り箸鉄砲

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みほちゃんによるブースです。割り箸を使って鉄砲を作り、出来上がった子どもから的当てをして楽しんでいました。

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クラフト貯金箱

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SMBCコンシューマーファイナンスさんのご協力で、クラフト貯金箱を出店してもらいました。

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石鹸デコパージュ

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くうちゃんによる石鹸デコパージュも、準備していた石鹸25個が全てなくなりました。

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14人の保護者の方にアンケートを取りました。結果をお伝えします。

イベントを知ったきっかけ

  • 学校配布チラシ 6
  • 幼稚園配布チラシ 2
  • Facebook 4
  • 友人からの口コミ 6

住んでいる地域

  • 生野区 13
  • 東大阪 1

年齢

  • 20代 2
  • 30代 8
  • 40代 4

性別

  • 女性 14

感想

  • たのしかった
  • もう少し広い場所なら良かったです
  • 子どもが楽しそうに参加していてよかったです
  • たのしめました
  • 子どもが楽しんでいて良かったです
  • 楽しかったです
  • 混雑していましたが、楽しめました
  • 子どもも楽しく工作していました
  • 地域のちびっ子達と楽しくあそべて良かったです。ありがとうございました
  • ものすごく楽しかったです!
  • 楽しかったです。子どもが楽しめるのですごく良いと思います

今後参加してみたいイベント

  • 幼児も小学生も遊べること
  • 子どもと一緒にあそべるようなもの
  • 家でなかなか出来ないことを体験したい
  • 今回のようにみんなで参加できるイベントがとてもいいと思います!

次回のお楽しみDAY

8月も生野区で開催します。次回はプロの音楽家を呼んで参加型のコンサートを企画しています。ぜひ遊びに来て下さい。詳細はこちら

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生野区にサッカーの社会人チームがあることを皆さんにお伝えしたい。NPO法人 大阪コリアンフットボールの取材に行ってきました

生野区まちづくりセンター・支援員の橋爪大輔です。

生野区のNPOを取材したい!

NPOをされている方々が、日々どういう想いで運営されているのか。活動が継続するために、資金面はどうやり繰りされているのか。

そんなお話を聞くことで、生野区のまちづくりに貢献したいという想いのある方がいざ、その活動の規模をボランティアから一歩踏み出す、その時の支えに生野区まちづくりセンターがなれたら。

あるいは「生野区ってこんなNPOがあったんだ!」と自分自身が知りたいという気持ちもあります。

そんなわけで、アドバイザーの木村和弘さんと二人で、NPO法人大阪コリアンフットボールクラブ(OKFC)を訪れました。

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在日だけで集まっていいんか?

大阪コリアンフットボールクラブ(OKFC)の前身は大阪朝鮮蹴球団(1967~)です。OKFCの代表理事・朴 泰均(ぱく てきゅん)さんは、今から13年前の31歳の時、「在日コリアンばっかりだけでやっててもあかんやん」と思い、チームを変えていきます。

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朴泰均さん 1972年生まれ 生野区在住

OKFCの理念は『在日コリアンスタイルで気持ち豊かな多文化共生社会創りに貢献する』こと。

NPOを設立する際には、サッカーをやっていない仲間も運営に加わってもらいました。現在、関西1部リーグ優勝争いをするトップチームは、日本人と在日コリアンの割合は半々だそうです。

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トップチームは毎週水・金の20:30から練習

NPOにした目的は人が変わってもいいようになるため。

任意団体だと、中心人物がいなくなるとチームは消滅してしまうことが多い。『国籍や民族に関係なく、スポーツを通じて共生』という想いが持続していくためにも、仲良しクラブではない、永続的にしていくことを願って2013年にNPO法人となりました。

「営利目的ではないけれど、組織をよくしていこうと思うと、財源は必要」と朴さんは言います。スポンサーを集めたり、スクールを開講されて運営資金とされています。

生野区に社会人チームがあることを、あまり知られていない。チームが強くなることも大切だけど、地域と連携していくことで、生野区の人達に知ってもらう機会を増やしていきたい」と朴さんは語ります。

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生野にこんな立派な「人工芝グラウンド」がある!「社会人サッカーチーム」がある!良質な「サッカー教室」がある!みんな知らんのと違う?ボクも数年前までは、まったく知りませんでした。

OKFCの朴さんは「地元に浸透させたいんです!」と静かな中にも熱く語ります。久々にゆっくりお話しし「刺激満載(^_-)」自由なクラブの雰囲気。オープンな運営。ねばり強いアプローチ。でっかい目標。それを実現するためのビジネス的な手法。すべてが想像通り、いや!それ以上の「いくのな人」でした。

OKFCが「地域に浸透」していくことは、地域にパワー与える「ケミストリー(化学反応)」を起こす!と、直感できます!

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大阪コリアンフットボールクラブ
〒544-0011 生野区田島5-16-10

流れのままに生活している

今日は生野区で仲良くなったひとみさんと一緒に近畿大学に行く。研究室を持つあきよちゃんと3人でクラウドファンディングの話をする。あきよちゃんとも生野区で知り合った。

二人とのご縁は、今年の4月から勤めている生野区まちづくりセンターがきっかけだ。3月ぐらいに「まちづくりの仕事をやってみないか?」という話をもらってやり始めた。その話が無ければ、ぼくは今日、近畿大学には行っていないだろう。

昨日、生野区にある北鶴橋振興会館に行った。学生達による地域の方々への発表。会館をリノベーションして地域を活性化させる、という話を関係者席で聞いていた。堂々たるプレゼンで、学生ってこんなに凄いんだな、と感じた。

発表が終わった後に、学生から感想を聞いた。そこで最初「将来は何を目指しているのですか?」と聞こうと思ったが、途中でやめた。

このリノベーションの案件が、地域の人の賛同を得て、もし実現したとしたら、昨日プレゼンをしていた学生達のキャリアは、違ったものになってくる可能性がある。そう考えると、未来のことを今、聞くのは、何だか筋違いなように感じたのだ。

今を楽しむ。今に没入する。すると、また新しい何かが舞い込んでくるだろう。そして、その思いがけなく入ってきたものを、また楽しんでやりきる。舞い込んでくる様々なものは、一つ一つは関係のないものかもしれない。でも、ジョブズのカリグラフィーのように、後々、キャリアに良い影響を与えるものと出会うかもしれない。

そんなことをぼんやりと考えていた。

近畿大学の学生さんの地域に対するプレゼンを聞いて刺激を受けた日

生野区まちづくりセンターの仕事で近畿大学の学生の発表を聞きました。生野区の地域の会館をリノベーションして、若者を呼び寄せる。レクチャーやワークショップが出来る場にする。シェアオフィスを開始する。資金はクラウドファンディングで集める。収支の計画。

学生さん、しっかりしているな、って思いました。地域の方々を前に、堂々とプレゼンをしていました。刺激を受けました。ぼくも自分の分野でしっかりやろうと思いました。今日も短いですが以上です。

これからのビジネスにSNSは必須。ブログを書く。Facebookやtwitterで発信する。発信するだけじゃなくて交流する。楽しむこと。

エクスマ実践塾75期の第3講に行ってきました。今日はブログを書いていなかったので、こんな時間になりました。一言だけ。

これからのビジネスにSNSは必須。ブログを書く。Facebookやtwitterで発信する。発信するだけじゃなくて交流する。それを義務感からするのではなく、楽しむこと。そして、長期的にやり続けていくこと。

明日からもやろう!そう思える一日になりました。短いですか今日は以上です。

建築家 林敬一ワークショップ数列カホンをつくろうに参加しながら考えたことのメモ

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木村工務店の木村貴一さん
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建築家の林敬一さん

数列カホン作りのワークショップに参加しました。今日は一言。

ワークショップに参加して、日常の仕事がワークショップになりうると感じました。そもそも、ワークショップのもともとの意味は工房だったはず。

合唱のワークショップをするとしたら、例えば二声のハモリを体験してもらう。楽譜は模造紙に書いて見やすいように拡大する。それを見ながら音取りをして、ABグループに分けて全体で合わせる。それだけでもワークショップになりえるな。そんなことをカホンを作りながら考えました。以上、バタバタしているのでメモのようなブログでした。

意外と気がつかない!人前で話すときに知っておいてほしいこと

人前で話すときシリーズをいくつか書いてきました。今回は、環境(話す場所)に合わせて話すスピードを意識することについて書きます。

人前で話すとき、当日の本番の会場で出来ればリハーサルをして欲しい事は前回書きました。リハーサルの時に、舞台から客席の風景を認識しておくことで、目が客席に慣れます。事前にその風景を眺めておくことで、本番でも少しは気持ちが落ち着きます。

そして、視覚的にリハしておくのと同時に、意識してもらいたいのが聴覚。自分の声が会場にどう響くかです。慣れない人にとってこの点は意外と気がつかないのですが重要です。

ぼくは2009年から4年間、児童青少年演劇を生業にする職業劇団に勤めていました。そこで、特に人気のある作品の場合、一年間で30回ぐらい繰り返し公演していました。内容は同じですが、演技は毎回少しずつ変化します。その変化する要因の一つが体育館でした。

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劇団に勤めていた頃の写真です

体育館は広さも違えば高さも違います。どのくらい反響(エコー)があるかは、実際に現場に入ってみるまでわかりません。

そして、ある日の体育館で先輩から「今日は風呂屋やで」という声がかかるときがあります。その意味は『今日の会場はよく響くから、声が聴き取りにくくなる。いつもより話すスピードを落としなさい』というメッセージでした。

おわかりいただけますでしょうか。

講演先の会場が響きすぎる場所だった場合、いつもの調子で喋ると、お客さんは言葉を聞きとるのに苦労する場合があります。

ですので、話をされるとき、その会場がどのぐらいエコーがかかるかを気にされると、よりクオリティの高いパフォーマンスを出すことが出来る。そんなことを、お伝えしたかったので書きました。

会場に着いた時は、反響面も注目されて見てくださいね!

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