全身を使って声の出し方を磨くことは「良い声」「響く声」「通る声」だけでなく、健康にもメンタルにも良い影響を及ぼす。そんなことをボイトレしながら思いました。
昨日は四ツ橋駅近くのSTsalonというスタジオでボイストレーニングの仕事でした。
昨日の生徒さんも、もう出会って一年ほどになります。会うたびに魅力的になられている、と書いたら失礼ですが、ご自身がそもそも持たれていたものを、開放されている、という印象です。
「ある」という前提
ぼくはこう考えます。良い声や響く声は自分の中にもう既にある。だって、子どもはみんな良い声ですから。でも、環境や躾などによって大きな声を制限してしまうことがある。それを引き出すことがぼくの役割です。
不安を煽るようなアプローチをぼくは好みません。「そのままで大丈夫ですか?」「危険ですよ」と、問題を提示して解決する方法を取ることはしません。別に危険でも良いじゃないですか。失敗すれば。その失敗が経験になるのだから。
その人がまだ使っていない声の出し方をトレーニングすることで、発声の幅を拡げていく。かっこよく書けば、可能性を拡げていく。そんな態度でボイトレをしたいな、っていつも思っています。
昨日の生徒さんのメニューは以下です。
- 風船ブレス
- ブレスコントロール
- リップロール
- オープンハミング
- 音階練習
- 滑舌
- ギター伴奏で歌唱
順番に段階を踏んでトレーニングをすることで、身体の使い方や響く声の出し方を思い出してもらいました。
そして、生徒さんの姿を見ながら「しっかり口を動かして発声することは気持ちが良くて晴れやかな気分になるだろうな」と、そんなことを思いました。
p.s.
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