生野区にサッカーの社会人チームがあることを皆さんにお伝えしたい。NPO法人 大阪コリアンフットボールの取材に行ってきました

生野区まちづくりセンター・支援員の橋爪大輔です。

生野区のNPOを取材したい!

NPOをされている方々が、日々どういう想いで運営されているのか。活動が継続するために、資金面はどうやり繰りされているのか。

そんなお話を聞くことで、生野区のまちづくりに貢献したいという想いのある方がいざ、その活動の規模をボランティアから一歩踏み出す、その時の支えに生野区まちづくりセンターがなれたら。

あるいは「生野区ってこんなNPOがあったんだ!」と自分自身が知りたいという気持ちもあります。

そんなわけで、アドバイザーの木村和弘さんと二人で、NPO法人大阪コリアンフットボールクラブ(OKFC)を訪れました。

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在日だけで集まっていいんか?

大阪コリアンフットボールクラブ(OKFC)の前身は大阪朝鮮蹴球団(1967~)です。OKFCの代表理事・朴 泰均(ぱく てきゅん)さんは、今から13年前の31歳の時、「在日コリアンばっかりだけでやっててもあかんやん」と思い、チームを変えていきます。

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朴泰均さん 1972年生まれ 生野区在住

OKFCの理念は『在日コリアンスタイルで気持ち豊かな多文化共生社会創りに貢献する』こと。

NPOを設立する際には、サッカーをやっていない仲間も運営に加わってもらいました。現在、関西1部リーグ優勝争いをするトップチームは、日本人と在日コリアンの割合は半々だそうです。

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トップチームは毎週水・金の20:30から練習

NPOにした目的は人が変わってもいいようになるため。

任意団体だと、中心人物がいなくなるとチームは消滅してしまうことが多い。『国籍や民族に関係なく、スポーツを通じて共生』という想いが持続していくためにも、仲良しクラブではない、永続的にしていくことを願って2013年にNPO法人となりました。

「営利目的ではないけれど、組織をよくしていこうと思うと、財源は必要」と朴さんは言います。スポンサーを集めたり、スクールを開講されて運営資金とされています。

生野区に社会人チームがあることを、あまり知られていない。チームが強くなることも大切だけど、地域と連携していくことで、生野区の人達に知ってもらう機会を増やしていきたい」と朴さんは語ります。

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生野にこんな立派な「人工芝グラウンド」がある!「社会人サッカーチーム」がある!良質な「サッカー教室」がある!みんな知らんのと違う?ボクも数年前までは、まったく知りませんでした。

OKFCの朴さんは「地元に浸透させたいんです!」と静かな中にも熱く語ります。久々にゆっくりお話しし「刺激満載(^_-)」自由なクラブの雰囲気。オープンな運営。ねばり強いアプローチ。でっかい目標。それを実現するためのビジネス的な手法。すべてが想像通り、いや!それ以上の「いくのな人」でした。

OKFCが「地域に浸透」していくことは、地域にパワー与える「ケミストリー(化学反応)」を起こす!と、直感できます!

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大阪コリアンフットボールクラブ
〒544-0011 生野区田島5-16-10

投稿者:

橋爪大輔

1985年生まれ