商店街で働く方々に集まってもらって一緒に合唱をすることで、繋がりを深めて商店街を盛り上げたい

『商店街で合唱団を作ろう』の最後の練習(3回目)が昨夜終わりました。8/29(月)生野銀座商店街夏祭りのオープニング(15:30~スタート)で、発表します。

『商店街で働く方々に集まってもらって一緒に合唱をすることで、繋がりを深めて商店街を盛り上げたい』。

シンプルに書くと、それだけの想いで企画を作成(4/9)。お店を一軒一軒まわり、団員募集のチラシを配り(6/17)、一回目と二回目の練習(7/17,8/7)をして、そして昨日が最終日でした。

実際にやってみて、3回ぐらい不安に襲われました。

一回目は、頭の中で考えていた企画をいざ、行動に移した時、つまり、チラシ配りをしている時、予想以上にお店の方々からの反応が薄かったことです。

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頭を下げて団員を集める指揮者

事務局の森山さんからは「どうしましょうね、みなさん、一国一城の主ですからねえ」と慰めの言葉を頂いたりしました。企画の最初から「あ~、やばいな、これはやばい」という気持ちでした。

結果的に、昨日も8人の方が集まって下さり、当日は10人程でステージに立てると予定しています。

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舞台での立ち方をお伝えして、凛々しく立つ皆さん

人数は集まったものの、次の不安は発表時間でした。

当初の予定では、お笑い芸人の方々のステージが終わった後、おそらく19:00過ぎぐらいからの発表を考えていました。その時間帯だったら、まあまあ自然に人はいるだろう、という予想です。

しかし「一旦お祭りが始まったら、自分の持ち場から離れるのは難しい」という問題が発生しました。それはそのとおりです。皆さん、各自の出店があります。

なので、演奏時間を変更。オープニングとして15:30になりました。・・・オープニングと言えば聞こえは良いですが、実際、人は集まるのか。さらに、その時間だと「まだ仕事をしてるわ」という商店街の方々もいらっしゃいました。「やばいよ、やばいよ」です。

結果的に、その方のお仕事がデイサービスということで、当日その施設に皆で集まり、利用者さんも歌ってもらいながらリハーサルをする、という段取りになりました。リハビリデイサービス「あ・うん」さんの、協力的なご姿勢や柔軟なご対応に心から感謝します。

お客さんがいるのか?はまだ心配ですが、ぼくの関係から5人、「あ・うん」さんの利用者さんから5人、ギターを弾いてくれるおっちゃん(ニックネーム)の関係から10人程度。事務局の森山さんからも「オープニングなので、商店街の人達をみな集めましょう」という提案もあり、何とか、閑散とした状態は免れそうです。

良かったら、聴きにいらしてください。最寄駅は寺田町駅。生野銀座商店街で15:30~です。

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最後の不安は、企画意図が達成されているか、です。

「合唱やって、まあ楽しかったんじゃないの」として終わってしまったら、単発のイベントです。あくまで、この企画の目的は『繋がりを深めて商店街を盛り上げたい』。

お店同士の繋がりが薄れてきている」という言葉をチラシ配りをしている時に頂きました。昔に比べると、今は新しいお店が出来ても、知らない間になくなっている。そういうケースが少なからずあるそうです。

これも結果的に、良い方向に動いたと感じています。例えば、本番の当日に施設をお借りしてリハーサルをするリハビリデイサービス「あ・うん」さんは、今年の一月に商店街にオープンしました。

そこに、昔からの商店街の皆さんが集います。「あ・うんさんの中に入ったことないわ~」とおっしゃっている方もいました。間接的ですが、ぼくが商店街に入り込んだことで、こういう接点が生まれました。

三回の練習を積み重ねた結果、みなさんの表情も柔らかです!

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というわけで、三回の練習は終わりました。綱渡りのような企画でしたが、結局いい感じでまとまってきました。本番も良い時間を過ごせるのではと感じています。お時間のあう方はぜひ聞きにいらしてください。

また、この企画は最初からカメラマンの佐藤豊浩君が撮影してくれています。最後は短いドキュメンタリーになる予定です。こちらも良かったら楽しみにしておいて下さい。では!

投稿者:

橋爪大輔

1985年生まれ