生野区で空き家を探す中で見えてきた壁

『橋爪家、空き家を探す』は契約の段階で佳境を迎えています。

 これまでの話

『生野区の空き家を改修して、職と住が近接した生野暮らしをしたい』という想いのある方がいたら、皆で応援しよう!それが、生野区空き家活用プロジェクト(略して空きP)です。

建築家や行政が集まって話をしているだけでは実際の課題は見えてこない。だから、橋爪家が実際に空き家を探して、乗り越えるべき壁も含めて情報発信していくことで、プロジェクトの質を高めていきたいと思っています。そして、橋爪家の発信を見られた方が「それなら私も生野区の空き家に住みたい」と思ってもらえれば幸いです。

最近、空きPに不動産の専門家の方が加わって下さいました。生野区中川のアステルホーム・洪(ほん)さんです。洪さんはとってもご丁寧に動いて下さっています。ありがとうございます。

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生野区の不動産コンサルタント・洪さん

 今、直面している課題

ぼくは不動産や空き家に関して全くの素人ですが、空きPに関わることによって、ほんの少しだけ知識を得てきました。

橋爪家は今回、『借地権付き建物』を購入しようとしています。借地権とは他人の土地を建物所有を目的に借りることです。つまり、橋爪家は「空き家は購入」「土地代は地主さんに毎月支払う」という選択をしようとしています。

借地権には独特のリスクがあるそうです。下の絵を御覧ください。

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四角は長屋です。5軒長屋の真ん中を所有していたとします。

借地権付き建物なので、毎月地代を地主さんに1万5千円払っている、という設定にします。でも、老朽化していてその長屋には住んでいない。たとえ住んでいなくても、地代は毎月払わなければいけない。真ん中なので容易に解体することも出来ないし、使いみちもない。これが借地権付き建物のリスクです。

橋爪家が借地権付き建物を所有する場合、地代を毎月払うという責任が生じます。そして、借地権の契約を終わらせる場合、基本は更地にして返さないといけない、という決まりがあるそうです。解体する場合、100万程は費用がかかります。

 洪さんからお聞きしたこと

ただし、今回の橋爪家の空き家の場合は以下です。

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長屋ですが、端にあり道に面しています。そして、坪数も一般的な長屋に比べて大きい。さらに、リフォーム費用はおよそ500〜600万円ほどかけます。

というわけで、もし何らかの事情や環境が変わり、橋爪家が引っ越しする場合、今回のように『一般の方に買ってもらう』、あるいは『一般の方に借りてもらう』。もしくは『不動産事業者に買ってもらう』などで手放す方法はあります。

 妻と相談

これらのリスクを踏まえて、妻と相談した後、決断をします。一つ言えることは、こんな情報は個人では得にくい、ということです。『生野区を良くしていきたい』という想いのある空き家活用プロジェクトのメンバーがいるからこそ、全く素人のぼくでも、これだけの内容をブログに書けます。

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空きP ミーティングの様子

生野区は空き家に真剣に取り組んでますので、ぜひ、ご興味のある方は空きPをご活用くださいね!