既成概念や思い込みを外して一歩を踏み出すと、今までの現実では想像できなかった未来に行けるかもしれない

皆さんは、横山文洋という人間をご存知でしょうか。広島出身で温泉旅館のマーケティング・パートナーとして仕事をしている男です。ニックネームはYzan(わいざん)。わいざんとはFacebookがきっかけで繋がり、今年の4月に生野区の桃谷で一緒にトークライブもしました。

そんな彼が、昨夜、快挙を成し遂げました。それは『クラウドファンディングの資金をクラウドファンディングする』です。わずか4時間足らずで、しかもFacebookの投稿のみで、30万円の資金を調達。キングコングの西野亮廣さんの『トークショーを開催できる権利』を見事獲得しました。おめでとう!

わいざんは西野さんのファンです。西野さんの語る、新しい時代のマーケティング手法やお金に対する考え方に共感している。そんな西野さんは、自身の個展を無料で開催するためにクラウドファンディングをしていて、最近、そのリターンの一つに「トークショー開催」を追加しました。

わいざんはリターンを獲得したい。でも30万円の余裕がない。彼がとった行動は「クラウドファンディングのクラウドファンディング」。Facebookに『1円でもいいから支援をお願いします』と投稿した。その結果、一万円単位のコメントが連発して入り、わずか4時間で達成額に到達しました。

ぼくはわいざんの発信を「お気に入り」に登録しています(彼がFacebookに投稿した瞬間に通知が届く、という設定です)。なので、このムーブメントを最初からウォッチすることが出来ました。この投稿を観ていてあのYouTubeの有名な動画『社会運動の起こし方』を間近で見た気持ちでした。

『社会運動の起こし方』では、一人の半裸の男性が芝生の上で踊るシーンから動画が始まります。その踊りは馬鹿げているように見えるので、最初、群衆はその光景を呆れた様子で傍観している。するとそこに、一人の男性が近寄ってきて一緒に踊り始めます。さらにしばらくして一人もう一人とフォロワーが加わる。

一人で踊っている時には『馬鹿げている』ように見えたその踊りも、そのアクションにのっかって共に踊りだす人(ファーストフォロワー)が現れると、なんだか『楽しそう』という雰囲気に変わっていく。傍観していた群衆は、その後、なし崩し的に踊りに加わっていきます。

今回のわいざんの投稿も「支援したい!西野さんを呼びたい!」とダンスを始めた。そこに、最初はゆっくりと「一万円支援します」とコメントが入った。15万円を折り返した地点ぐらいで、西野さんご本人からも『シェア』の応援が入り、踊りは熱狂に変っていく。「私も踊りたい」という人で溢れた。

「Facebookの投稿でクラウドファンディングなんて無理でしょう」という既成概念や「どうせ30万円なんて集まらない」という思い込みを外して「支援して下さい!」と一歩を踏み出すと、今までの現実では想像できなかった未来に行けるかもしれない。わいざんの勇気ある発信を見てそんなことを思いました。

ぼくがドラクエVのカジノでコインを稼いでいる間に、彼はFacebookで30万円を、それもわずか4時間で集めました。恐るべし、横山文洋