『とりあえずやってみる』のノリで行動を多発していくことが、今までにない一歩を踏み出す

8月の終わりに、Facebookに「生野区の商店街の近くに引っ越して来たので話が出来ないか」というメッセージが届きました。スコップこと前田智章さんです。「もちろん会いましょう!」ということで、日程を合わせて一週間後にお会いしました。

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おすすめのカフェ teatimeで初対面

スコップは人生の転換期を迎えています。すなわち、失業と離婚です。そして、たまたま偶然、生野区に引っ越してきました。それも、ぼくが今年の夏に『商店街で合唱団を作ろう』に取り組んでいた、生野銀座商店街の近くです。

商店街のすぐ近くに住んでいるスコップ。「せっかくだから生野銀座商店街の空き店舗で何かをやってみたいよね」。ということで、2回目は『生野区空き家活用プロジェクト』でもお世話になっている、不動産コンサルタントの洪(ほん)さんが管理している空き店舗を見せてもらいました。

「とりあえず、一週間後にまた生野銀座に集まろう。次の一歩(スケジュール)さえ、決めておけば、物事は前に進んでいくから」という、ざっくりとした計画で、3回目は商店街でランチしながら話そう、と予定。その昼ご飯を食べた場所が『力餅』さんでした。

『力餅を取材しよう』という企画は、ちょっとしたことからです。3回目に会ったその日、スコップの来ていた服装が芸能人のようにカッコよかった。このカッコイイ姿で商店街を取材したら、面白いんじゃないか。たったそれだけのことです。なんの展望もない。ただただ面白そうだからやる。

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オシャレな服装だった

よく聞く言葉ですが「アイデアは世の中に転がっている。でも、そのアイデアを実際に行動に移す人は少ない」。その点、ぼくもスコップもアイデアを形にしていく『時間』だけは沢山あります。「とりあえず一回やってみよう。ダメだったらやめたら良いんだから」。出会って4回目で一緒に撮影をしました。

前置きが長くなりましたが昨日撮影した動画が出来上がりました。

どうでしょうか。正直に言って、ぼくはスコップに驚きました。レポーター初デビューとは思えないぐらい、上手いです。ユニークさを持っている。スコップ、すごいです。

「スマホで撮影して商店街を取材」というアイデアを「とりあえずやってみよう」と行動しなければ、このスコップのキャラクターとは出会えなかった。「すぐやる」の効果です。

やる前のシュミレーションはもちろん大切ですが、一方で、ああだこうだ、言っている時間があるのであれば、とにかく一回やってみる。やりながらその時々で微調整をしていく。途中で「なんか違うな」と感じたら辞めたら良い。それぐらいのノリで行動を多発していくことが、今までにない一歩を踏み出すコツかなと、スコップから学びました。

ちなみにこの動画を作るにあたってかけた時間は、当日の企画会議15分・撮影60分・編集120分。来週、野菜を売っている大門さんの取材に行きます。スコップ、2回目もよろしくです!

力餅の瀬川さん、事務局の森山さん、取材のご協力ありがとうございました。

投稿者:

橋爪大輔

1985年生まれ