誰にでも欠落はある

最近、発達障害を抱える男の子のボイストレーニングをさせて頂くようになりました。ぼくのブログを保護者の方が読んで下さったことがきっかけです。

障害に関する専門知識がないので、最初は「遊びに行きます」とお伝えしました。実際に保護者の方とお話をして、男の子とトレーニングを試した上で、仕事として関わることになりました。昨日で2回目のレッスンになります。

トレーニングでしていることは、普段のボイトレと何ら変わりはありません。呼吸⇒ハミング⇒音階練習と、男の子のペースを感じながら、徐々に難易度をあげています。生徒さんがレッスンを『負担』に感じてしまわないよう、声を出すことや歌うことが楽しいと思ってもらえるような時間を心掛けています。

誰にでも『欠落していること』はあります。ぼくも自分の『忠告の聞かなさ』に愕然とすることがよくあります。でも、一方で、その欠けている要素を払拭させるぐらい良い部分もある。

今回の男の子で言えば、確かに『言葉』としての発声は聴き取りにくい時があるかもしれない。でも『歌』としての発声は、美しい響きを持っている、とぼくは、声を聴いて確信しています。裏声も綺麗に出ています。

そういう姿勢で、男の子と向き合っていきたいですし、彼の『持っているもの』を引き出していきたい、と、レッスン2回目を終えて考えています。