あと一週間で引っ越しです。
妻はいつ荷造りを始めるか、まったくそのそぶりはありませんが、ぼくは、すでに一通りはダンボールに収まりました。
今のアパートに住んで約2年。
今は桃谷駅の近くに住んでいますが、その前は巽西のアパートにいました。そこには本棚があったので、沢山の本が並んでいました。
今のアパートには本棚が無いので、ずっとダンボールの中に閉まっていました。
引っ越しが控えているので、そのダンボールを開けると、2年ぶりぐらいに持っていた本と対面しました。
谷川俊太郎や井上ひさし。平田オリザや手塚治虫。内田樹や佐藤可士和。演劇や映画、ワークショップデザインについての本。
それらの本を見て、2年ほど忘れていた感覚を思い出しました。
「よし、次の家では本棚に並べよう」と荷造りをしていましたが、ふと、思い立ち、その殆どを古紙回収に出しました。残ったのは村上春樹ぐらいです。
100冊あったとしたら、90冊以上は断捨離しました。ちょっと迷いましたが、広辞苑やフランス語辞書も捨てました。もうネットがあるから必要ないな、と感じたからです。ぼくは、の話です。
新生活をするにあたって、出来る限り余白を持ちたい。そこに何が入ってくるのかを感じたい。そう思ったので、昔の本とはお別れました。
去年の12月から始まったリフォーム。来週の日曜日にいよいよ引っ越しです。