夫婦ネタです(妻、了解済み)。
『誰かとぶつかった時、本質的に相手は関係なく、実は自分が【本当はどうしたいか】を相手が教えてくれている』。その実例を橋爪家で書きます。
※ あ、これ、妻の批判とかじゃないですからね。むしろ、有能な妻に感謝しています。いつも本当にありがとう!
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ある日、妻と喧嘩した時のことです。まあ色々ありまして、ぼくは「もう仕事辞めたら?」と言いました。
でも、これ、相手を『変えよう』としている強制行為なのですね。一体、なぜ、ぼくはそんなことを言ったのか。その言葉の背景にはどんな本音が隠れているのか。
妻は朝早くに出て、日が落ちてから帰ってきます。なので、子どもに朝ごはんや夜ご飯をあげるのはぼくの役割になっていました。
一方で、ぼくはこの性格なので、根無し草のようにふと思った瞬間にビューンと何処かに出かけたいタイプなのです。
だから、気づきました。「ご飯を準備するのは面倒くさい(囚われたくない)」。これがぼくの本音だったわけです。
※ なんて子どもなのでしょう!ああ恥ずかしい!でも子どもなのですみません。
で、それを伝えた結果、今は妻が朝ごはんから夜ご飯まで準備してくれることになりました。
しかも、嫌々ではなくて、むしろ『毎朝、息子に何を食べさせたか』という専用のノートまで作るマメさっぷりです。元々、妻はこういう記録していくことが好きなのです。もうおそらく10年以上、毎月家計簿をつけ続けています。凄い。
そして、妻は息子と共に過ごす時間が大好きなのです。だから、ぼくが本音をいったことによって、結果的にお互いピタリと『好き』がハマった、という感じです。
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相手を避難するのではなく、自分の何が『嫌』で何が『やりたいのか』。それを自分の心に追求する。
相手に『嫌われるだろうなあ』『怒られるだろうなあ』『今、自分はこういう立場だしなあ』という意識が先行して(相手に好かれようという)本来の自分ではない偽りの気持ちで、接するから、ボタンがかけ違っていくのでしょう。
小さな小さな『嫌』を曖昧にせず、その瞬間、そのタイミングで出すことで、大きな喧嘩はなくなるのではないか。
今夜も妻と仲良く過ごします(笑)