『技術は場数』なので、本番の回数を積み重ねていけばいくほど上達する。本当に勇気が要るのは、その初期段階、まだ全然上手にすることが出来ない最初の段階でも、そんな自分を人前に晒すことが出来るか

珍しく、朝7時前に目が覚めました。

冬はだいたい起きる時間が遅くなるのですが、今日はスッと目が醒めました。今日は『関西混声合唱フェスティバル』に出演するので、そのためかもしれません。

目覚める直前、夢を見ていました。

昨日、心屋仁之助(ぢん)さんのBeトレに行ってきたのですが、夢はBeトレの中でした。

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ぢんさんのギター弾き語りを生で聴くのは、恐らく一年ぶりぐらいですが(当たり前ですが)一年前に比べて上達されていました。

弾き方のバリエーションも増えていて、一曲目に歌われた『10年前の君に』ではギターの弦を撫でるように優しく弾かれたり、『心が風になる』では自由自在にかき鳴らしたり。

昨日、ホールで聴いた時は「ああ、上手いなあ」程度だったんですが、さっき、自分の夢の中で『ぼくもギターを持って舞台側、つまり舞台からお客さんを見て、ぢんさんの代わりにギターを弾く』という場面を見たんです。

で、夢の中で弾き終わると、ハアハアと息が乱れている自分を認識しました。夢の中ですが(笑)

ぢんさんの本当の凄さってここなんだと思います。全く気負いがない。緊張がない。緊張によって息が上がらない。ここがカッコイイなあ、と思うところです。

舞台上でテンポよくメリハリがあり、キーフレーズをバシバシ決めてくれるプレゼンテーターは格好いいのですが、その格好良さの裏側には『隠された緊張』が見え隠れする瞬間があります。

ぢんさんはそういうのが本当になくて、舞台上で『遊んでいる』感じです。

でも、キチンと決めるところをビシっと決めている(ぼくが勤めていた劇団の社長もそういう御方でした。舞台でいつも遊んでいて、ぼくはそんな社長のことを尊敬していました)。

もちろん、何度も何度も舞台に立ち続けてきたから、講演しつづけてきたから、演奏し続けてきたから、滲み出る『慣れ』はあると思います。

しかし、最初のほうは『批判』や『酷評』などのブザーが鳴る回数が多かったと思います。今はもう殆ど警鐘は鳴らないと思います。もともと本質的に凄い人ですが、スキルも上がって技術面でも凄い人になられているので。

ぢんさんは、ギターがそんなに上達していない段階から人前で弾くことを始めました。その時、ブザーが鳴っても気にせず、どんどんどんどん弾き続けた。そして、武道館でたった一人でコンサートをするぐらいまでに成られました。

『技術は場数』なので、本番の回数を積み重ねていけばいくほど上達していきます。本当に勇気が要るのは、その初期段階、まだ全然上手にすることが出来ない最初の段階でも、そんな自分を人前に晒すことが出来るか。

そんなことを、昨日のBeトレに行ったことにより、感じました。

ぼくの合唱指揮はもうかれこれ10年ぐらいやってきているので、慣れています。ドキュメンタリー作品も初期の作品から最新作まで全てYouTubeに公開しています。

その他に、自分がまだ『慣れていない』もので、でも、「やりたい」と思ったことを、練習を積み重ねるのではなく、ぢんさんのようにどんどん人前で披露していきたいな、と思います。

何を披露しようか・・・。