ナスのケンさん

実家の三重県津市よりおはようございます。今朝は4時に目が覚めました。

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実家から見える風景 まだ夜明け前

2017年12月

『最近、農業始めた人かな?』

本当に失礼な話ですが、彼に対する初対面は、地元で何か始めた人。そんな印象でした。

左側でスコップに貰ったサングラスをかけているのが堀田健一さん(31)。

通称・ナスケン

右奥でスコップの隣に座っているのが、まだ髪の毛が黒い時のぼくです。

しなやか忘年会、と称したイベントが三重県の菰野町にある、かふぇ たかの さんで開催されたこの日。

重大発表がある

百姓しなやん からそう言われて、スコップと一緒に三重県に向かったぼくにとって、ナスの方はノーマーク。

ナスのケンさんは、この日、初めて(?)自分の想いを人前で話す、ということに挑戦されていました。

しかし、ぼくはしなやんの「重大発表」が気になっていたので、とにかくノーマーク。

それに加えて、どことなく漂う気弱な雰囲気。

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見てください、この写真。

右手を膝につき、重心をズラして、左手で親指をGoodのポーズにして、なんとも、気の抜けた、本気じゃない男が写ってますね。

『農業始めたぐらいの人かな?』

申し訳ないけど、ぼくは最初、そんな印象でした。

※ ちなみに、しなやんの重大発表の一つは『きゅうり農家なのに名古屋の栄エリアで飲食店を経営する』という発表でした。

それが、後の 栄町かせう さんとのご縁に繋がっていきます。

その後、Twitterで繋がって、ナスのケンさんの発信を見ていても、何と言いますか、そんなにピンと来なかったと思います。

※ その当時のナスケンの発信

2018年2月

あ、すごいな!」と思いました。

ナスケンがブログを立ち上げて一番最初に書いた記事を読んだ時です。

柔らかい、軽い、フワッとした文体で書かれ始めた文章は、途中から一気に、苦みや痛みを語った過去のエピソードへと読者をいざないます。

・・・ぼくはこんな記事は書けない。

これほどまで深く自分の人生を掘り下げることは、ぼくには無理だろう。

ナスケン・・・。

何者なんだ!?

そこから少しずつ、ナスのケンさんについて興味が湧いてきました。

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『カッコいいナスケンを撮りたい』と思って撮った一枚

2018年4月

4月の終わりに、初めてナスケンのビニールハウス・マルホ農園の中に入らせてもらいました。

今までTwitterの中でしか見ていなかったビニールハウスに入った時「農家さんはなんてかっこいいのだろう」。

そう思いました。

ぼくのように、根無し草でフラフラと生きている人間に比べて、

ナスケン(や、もちろんしなやんも)は大地に根を下ろし、毎日毎日、平日も祝日も関係なく、野菜を育てて自然と共に生きている。

一国一城の主として、ナスと共に生きている。

こんな格好良いナスのケンさんを、こんな人生に対して深く考察しているナスのケンさんを、ぼくの視点から撮りたい。

2018年6月

ナスケンと出会って半年後。そんな思いで作ったのが、ナスケンドキュメンタリーです。

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この映像は、龍神シリーズと比べて、字幕も無ければ、BGMもない。

化学調味料を除外して、素材そのものの旨味を味わってもらいたい、という願いを込めて編集しました。

編集をしていると「この動画はYouTubeの画面で独りで観るよりは、大きなスクリーンで集団で観てほしい」。

そう思うようになってきました。

すると、さっそく百姓しなやんが反応してくれて、あっという間に上映会の現実を引き寄せました。

今日、開催される収穫祭のイベント内で上映して頂きます。

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イベントページはこちら

今回のドキュメンタリー制作を通じて、ぼくは何より、ナスケンのような存在と出会えて良かった。

お互いを尊敬し合えるような関係性を育むことが出来て良かったな、と思ってます。

自信を持って、撮れたての【ナスケン】をお届けします。

橋爪大輔ドキュメンタリー、過去最高傑作をどうぞご堪能下さい。

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夜が明けました

p.s. その1

上映会が終了次第、YouTudeで公開します。

p.s. その2

最初に完成した後、『妻に龍が付きまして』の奥様・小野寺S和香子さまに、ナスケンの動画を見て頂く機会を得ることが出来ました。

そして、ワカさんのアドバイスによって、40分だった尺は、10分削って30分になり、ギュッとスリムになりました。

その他にも、プロの視点から様々なアドバイスをして頂きました。

今後の作品ではワカさんの指導を意識して、撮影・編集をしていきます。ワカさん、ありがとうございました。