おはようございます。今朝は7:30に起きました。
昨日はボイトレの仕事でした。
女性の方で、お申込時のメールには「自分本来の声を出したい」と書かれていました。
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ぼくのボイトレに決まったメニューはありません。
橋爪事務所でお会いして、最初に数分間、ヒアリングをします。
そこで語られる内容や、その御方の雰囲気を汲み取って、その場でトレーニングのメニューを構築していきます。
昨日の方の場合は「楽しいこと・好きなこと」に意識が向いている、というよりも「不安なこと・嫌なこと」のほうに気持ちが傾いているように感じました。
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人間生きていれば、良いことも嫌なことも目の前にやってきます。
しかし、人生を豊かに過ごしていきたいと思うのであれば、自分が見たい世界を意識的にコントロールする必要もあります。
心配事の9割は起こらない、と言います。
今の環境が嫌なのであれば「そこから離れる」という選択肢もあります。
自分で自分の世界を決める。
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ということで、
「10代の頃、20代の頃、好きだった歌はなんですか?」と問いかけました。
そこで、中森明菜や松田聖子、松任谷由実などの曲を4曲程度歌ってもらいました。
歌い終わったあと、生徒さんは「来る前より落ち着いた」とおっしゃっていました。
自分の意識が「好きなこと」の回路に繋がった瞬間です。
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実は、この4曲を歌ってもらうまでに、結構な時間がかかりました。
自分が何の曲を好きだったか、思い出すのに時間がかかったわけです。
「好きなこと」に繋がる回路が錆びついていました。
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昨日のトレーニングの中で「腹から声を出す」ワークなど、身体的なメニューにも取り組みました。
しかし、今回の生徒さんの場合の核心は、「自分本来の声を出したい」=「自分本来の生き方をしたい」とも言えます。
好きだった歌を歌ってもらうことで「楽しい」「ワクワク」を思い出してもらう。そういうトレーニングになりました。
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もちろん、単発のトレーニングでは、すぐに日常の感覚に戻ってしまうこともあります。
そのために、ボイトレを受けられた生徒さんのアフターフォローの場として【自己表現ワークショップ】の開催もしています(笑)
よかったら、月に一回、自分の心と体を調律しにやって来てくださいね!
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錆びついた「好き」に、もう一度、「楽しい」「ワクワク」のエネルギーを注入しよう!
そして、錆びついた心に火を灯して行きましょう。
今日は以上です。