おはようございます。今朝は7時15分に起きました。息子を保育園に送り届けてからブログを書いています。
昨日、橋爪大輔の動画最新作『失敗して、間違えて、一人前になろう。』をYouTubeに公開しました。

【 動画はこちら 】
この動画が出来上がるまでの流れをお伝えすると・・・
1月31日(木)
東大阪でコンサルタントをされている目黒さんが、橋爪事務所を訪問。
会社紹介の動画制作依頼に対して「シナリオを最初に作るのではなく、いきあたりばったりに撮影しませんか?」と提案。
そのスタイルはドキュメンタリー作家の想田和弘監督が自身の映画を作る際に採用しているもの。
それを今回、僕も模倣してチャレンジしたいと考えた。
2月4日(月)立春
東大阪で板金工事業を営むものづくり企業・松下工作所を初めて訪問。
「自分のスタイルを最初から表明させていく」という気持ちがあったので、あえてシャツも着ずに私服で。
名刺も持たず、写真のようなメモを名刺代わりにお渡しした。
2月8日(金)
撮影初日。
何の事前情報も持たずにカメラを回し始める。目の前で何が起こっているのか。どういう人がいるのか。じっと観察する。もちろんゴール(落とし所)は見えない。
2月9日(土)
撮影二日目。
初日は気づかなかった「人間関係」や「想い」の部分を少しずつ感じ始める。インタビューすると「すぐに解る」が、インスタントなものに深みはないことが多い。
じっくりと観察して、思考を働かせて、耳を澄ます。すると、ある瞬間に「気づく」ときがある。
気づけば気づくほど撮影は楽しくなる。
2月14日(木)
撮影三日目。
会社に行くと、社長が高校にキャリア支援授業に行くという。撮影許可は撮れていなかったが、現地に行って先生に交渉しよう、ということで、ダメ元で高校に付いて行く。
結果、撮影オッケーをもらい、なおかつ【間接的】に社長インタビューを収録することに成功。
カメラを向けて、社長が直接カメラに向かって喋るのではなく、高校生に向かって社長が授業をすることで、自然に嘘のないインタビューを収録することが出来た。
偶然の産物。
完璧なものでなくても良い。
その時の自分にとって「最善」なものが出来たら良い。最善は作り切るごとに更新されていくからだ。
一本作るごとに、自分のスキルは上がり、世界観は拡がっていく。
重要なのは「やる」と言ったら必ずやり切ること。何が何でも形にする。
ぼくはそれを意識して、今回の動画をYouTubeに公開するまで到達させた。
それがどんな小さなものでも、完成させることが出来たら節目が訪れる。そして、次の道が拓けていく。新たなお役目が流れてくる。
口だけ人間になるな。
目黒さん、松下社長、社員の皆様、貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました!
