「良いもの」だから売れるわけではない

おはようございます。今朝は6時30分に起きました。

昨日から家族四人で三重県津市の実家に帰省しています。次作の動画編集に集中して取り組むため、実家に居ます。

エンドウ

先日、自転車で東大阪まで行きました。

その途中、以前勤めていた劇団の社屋の前をたまたま通りました。すると、別の会社の資材やフォークリフトが入庫されていました。

劇団はぼくが退職した後、数年後に倒産しています。

2009年から2013年までの4年間、ぼくは劇団から多くのことを学びました。

舞台に立つ度胸、声や身体の使い方、効果的な演出方法、物語を読む力。

給料こそ月給11万円と少なかったものの、それ以上の豊かさを劇団からは頂いたように思います。

1985年。

ぼくと同じ年に誕生したその劇団には、30年以上続くロングラン作品がありました。

入社してすぐ、小学校の体育館で子供達の後ろに座って、そのロングラン作品(のらねこハイジ)を見た時は、震えました。

「・・・現代の子供達にも、こんなにウケるんだ」

それはもう圧倒的にウケていました。どんどん笑いが起こり、かと思うと、大勢が一斉にシンと静まる。

どれだけ年数が経とうと、本物には価値があることを実感した瞬間でした。

でも残念なことに、その価値は「ぼく」には伝わりましたが、小学校に伝え続けることが出来なかった。

チラシやパンフレットだけでなく、インターネットやSNSを活用することが出来なかった。

それが本当に良いものだったとしても、価値を伝えないと相手には伝わらない。

「良いもの」だから売れるわけではない。

それがどう良いのか?あるいは、そもそも、劇団のことはどこまで認知されているのか?

どんな想いで、どんな作品を、どれぐらいの熱量で、何を目指してその公演をしているのか。

そういう部分を伝えないことには、どれだけ内容が良くとも、伝わらない。

見知らぬフォークリフトが入った社屋を数分眺めた後、自転車のペダルを漕いで、ぼくは東大阪へと向かいました。

劇団勤務時代の写真

【昨夜の音声配信】
自信をつけるには?

今後の予定です。興味のあるイベントにぜひご参加下さい!★を押すと詳細ページに飛びます。

 03/23(土)現在17名
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 05/14(火)現在6名
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 06/26(水)現在3名
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投稿者:

橋爪大輔

1985年生まれ