ぼくたちは、もう一度立ち上がれる

4時に目が覚めた。

あの有名なアイザック・ニュートンは、ペストが流行してケンブリッジ大学が二年間休校になった時に、実家で滞在中、リンゴが木から落ちるのを見て、万有引力の法則を発見したそうだ。

令和二年の今、ぼくたちは新型コロナウイルスによって、生き方を変えざるを得なくなっている。というか、時代はもうとっくに前に進んでいるのに、日本はいつまで経っても昭和の堅苦しいオールドタイプの価値観や仕組みから脱却出来ずに生きている人が多い。

(かつて)一流と言われていた大学に入り、(かつて)一流と言われていた会社に入っているから価値が在るという時代はとっくに終わっている。

スケールを目指して大量生産して、新聞やマスメディアに広告を打ち、大量消費することでお金を稼ぐ、というビジネスモデルも終わっている。

どちらも破綻しているにも関わらず、今もなお、過去のモデルに乗ろうとして成功を目指している人が多い。

しかし、もう一流(と呼ばれる)企業に勤めていても、あるいは、新聞に掲載されても、テレビに出演しても、本を出版しても、幸せな成功に繋がっていないことに一般人レベルでも気が付いている。

一方、デジタル環境がこの10年で圧倒的に一般化したことによって、大企業やマスメディアに頼ることなく、個人レベルで「圧倒的な豊かさ」を生み出すことが可能になった。

中抜きされずに、お客さんとサービス提供者がDirect to Consumer、すなわち、直接販売の関係性を構築できるようになったことで、お互いにとって顔の見える価値交換が可能になった。【幸せなマーケット】をサービス提供者自身が築けるようになったのだ。

その上で、この新型コロナウイルスだ。

コロナウイルスはぼくたちに大きなデジタルシフトを起こしてくれた。日本中の誰もが皆、自宅に居ながらにして、国内の誰とでもリモートで繋がることが出来る。その行動変容をとんでもないスピードで促してくれた。

現に、ぼくは直近の16日間で、延べ17人の方々と遠隔で仕事をした。お相手は栃木・埼玉・千葉・徳島・京都・三重・北海道・愛知・兵庫・大阪・石川・静岡・東京・神奈川と全国各地に渡る。

自宅に居ながらにして。一円の交通費も宿泊費も使っていないし、移動に全く時間もかけていない。今まで全国各地にあれだけ出張していたのが嘘のようだ。

一気に5年ぐらい時代が進んでしまった。

まるで横須賀市に黒船がいきなり来航したように、突如としてこの変化は令和に現れた。重要なことはリモートワークではない。リモートワーク自体はもう既に何年も前から実装出来る環境は整っていた。

ぼくたちにとって大きなチャンスは「世の中の人達が遠隔で仕事をすることに対する【許可】が醸成された」ということだ。

今ではもう、報道番組でさえ、ゲストは自宅からリモートで出演している。こんな日が2020年にやってくることを誰が想像しただろうか。

時代は変わった。生き方は変わったんだ。準備は良いか?ぼくたちは今、未開拓地に立っている。

学歴コンプレックスで悩んだ過去の貴方よ、もう学歴の時代は終わったんだ。大企業に就職できずに挫折した貴方よ、もう会社の時代は終わったんだ。芸能事務所に入れずに涙を流した貴方よ、もうプロダクションの時代は終わったんだ。友達の輪に入れずに傷ついた貴方よ、もう同調圧力の時代は終わったんだ。

新しい時代に向かって力強く生きよう。大丈夫だ、既に武器はある。あとは自分の才能を信じて、自分らしく前に進んで行くだけだ。

ぼくたちは、もう一度立ち上がれる。

(1383文字)