【 文章 】指揮者として皆の歌声を引き出すのが最高に好き

「三重大学の教育学部に入り、将来は小学校の先生をしたいな」と思っていたぼくですが、学力が足らずに不合格。

入試の後期日程で京都の佛教大学を受験したところ、文学部に合格したので、なんの思い入れもなく、三重県から京都に引っ越したのが18歳の頃でした。

目的もなく大学に進んだので「自分は一体これから京都で何をすればいいのだろう?」と、あてもなく千本通をさ迷い歩いたこともありました。

「本でも買おうか」と思い、本屋さんに入り、1時間ぐらい本棚をずっと見て、結局何も買わずにアパートに戻った日も多かった。

学歴コンプレックスもあったので、立命館大学や同志社大学に進んだ友人を羨ましく思ったこともありました。

そんな感じで、大学のキャンパスをフラフラと歩いている時に声をかけてくれたのが合唱団の先輩でした。

そのまま練習に見学。

唱歌「ふるさと」を合唱した時に、声を合わせて歌う、ハーモニーの中で歌うというのはなんと気持ちがいいのだ?と実感。

そのまま入団届を出して、ぼくのキャンパスライフは始まりました。

合唱団の活動にも慣れてしばらく経つと、こんな想いが沸き上がりました。

「先輩よりも自分のほうが指揮者として楽しく練習できそう」

相変わらず生意気な奴です。

そうして二回生で学生指揮者に立候補して、三年間、合唱団の指揮をしました。

大学を卒業して、劇団に就職しましたが、4年間務めた後、2013年に退職。2014年に個人事業主で開業しました。

自分につけた肩書きは「指揮者」。

当時、手作りで創ったチラシ

指揮者として合唱をすることで、コミュニティを活性化したり、国籍を超えた交流をしたり、職場を活気づけたり…

そんな活動をしたいな、と思ったのです。

活動の記録はこちら ⇒

指揮者として開業したものの、仕事は殆ど無く「さて、どうしたものか」と暇人をしていたら、2018年から龍神の流れがやってきて、一気にスピリチュアルの世界に入りました。

1年ぐらい熱心にスピリチュアルの活動?をしていると「合唱のワークショップをしてほしい」という声をもらい、思いがけず指揮者の仕事がやってきました。

そんなこんなで、2019年は合唱ワークショップに取り組んでいたのですが、コロナがやってきて強制終了。

その終了と共に、akikoSpiritualと出会い「君は歌だよ」と言われたことがきっかけで、2020年はアーティスト活動を始めました。

そこで生まれた曲が「光」。

これを一人で歌っていると「光を合唱で歌いたい」という声があがり、企画が立ち上がりました。

2021年。再びぼくは指揮者として合唱に関われることになりそうです。

個人になったり集団になったり。ひとりで過ごしたり皆と過ごしたり。

行ったり来たりを繰り返しながら、でも、やっぱり自分は指揮者として皆の歌声を引き出すのが最高に好きだ、と今も思っています。

東京&大阪&福岡で合唱ワークショップを開催します!

三回の練習の後、10月に神奈川の相模大野に集まって、舞台で演奏します。ピンときた方はぜひ一緒に舞台に立ちましょう!

投稿者:

橋爪大輔

1985年生まれ