不登校の中学生・りゅうくんはハッキリとした滑舌で、怖気付くこともなく「高校は通信制の学校を選びたい」と話ししてくれた。
10代で既に「学校に行かない」という選択をしていることが凄いし、自分の未来もキチンと設定していることも凄い。
ぼく自身は高校を卒業するぐらいまでは、自分の本心について自覚的ではなかったから。
学校は行くものだと思っていたし、テスト勉強はするものだと思っていた。
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りゅうくんのお母さんのゆりてぃんは、
「今までは他人からどう見られるかで成功かどうかを判断していたけど、自分や関わる人達が喜べば成功だと気づいた」
そんな感想を話してくれた。
ぼくもふと気がつくと、数字のこと(お金・集客・フォロワー数やいいねの数など)で物事を判断する癖がある。
でも、ゆりてぃんの話を聞いて、ほんとそうだよな、と。
自分の中に喜びがあり、関わった人に喜びがあれば、それはもう既にその時点で幸福だよなあ、というような感覚を思い出した。
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大勢の中から離れて、自分の感覚を信じて、他人と違う一歩を踏み出すことは誰もが最初は怖いはずだ。
大体の大人はおそらく「それはいけない」と否定してくるだろうし「それをしてどうなるの」と成果を求めるだろうし「元に戻りなさい」と強制してくるだろう。
だからこそ、ぼくのような金髪で、何の仕事をしているのかよくわからない大人は、人生を全力で楽しんでいる姿をりゅうくんに見せたい。
世界は自分の力で創ることが出来るんだという事例を伝えたい。大人って自由で楽しいんだなあ、と。
言い訳せずに、生ぬるいことで満足せずに、子供が驚くぐらいの遊びを今日も明日も明後日もやっていこうと思う。
そんなことを宮島で感じました。

『オトナもコドモも本気で遊ぼう宮島合宿』を企画してくれたゆーこん。運営してくれたふりー・つくーるの皆さん、とっても素敵なプログラムをありがとうございました!
2021.08.10 大阪の自宅にて