一人一人が自分のリーダー

今までの時代は「組織」に「所属」して「社長」などのトップがリーダーシップを発揮して、VISIONを示し、それに一丸となって集団で進んでいく、というやり方がメジャーだったと思います。

それでうまく行っている組織は良いんだけど、ぼくの肌感覚として、そういうやり方の集団の多くは過渡期を迎えていると思う。

そこに所属している人達が魅力的に見えない。ということは一人一人の価値が活かされていない、ということです。これは資源を最大限活用しきれていないということ。

皆、肩書などのポジションからトークをすることに慣れきってしまって、自分の内側から沸き起こってくる「衝動」とか「願望」とか「夢」や「想い」が見えない。

その組織にいる人達が全員「情熱」を持って動き始めたら、それだけで組織の生産性は一気に10倍以上上がると思う。

じゃあ、それを阻んでいるのは何か?というと、ぼくは「上下関係」だと思う。あるいは「雇用するー雇用される」の関係。

一人一人が自分自身のリーダーとなり、セルフリーダーシップを発揮して、自分のVISONを持ち、経営計画を持ち、事業を持ち、他者と信頼から成り立つプロジェクトチームを組んで、目標達成に向かう。

上意下達のトップダウンではなく、全員が自分の頭で考えて、命令されずに、主体的に動く。それが一人一人にとって本当に幸せな環境だと思うし、生きがいややりがいが生まれる。幸福度も高くなるし、豊かさも感じるだろう。

ぼくはそういう風にして人と関わって行きたいし、その関わり方でどこまで拡がることが出来るだろうか?既存の組織以上に、そのやり方で共同体を形成することが出来るだろうか?

その共同体には入会も退会もない。入る、辞める、という概念がそもそもない。エネルギーで繋がっている。驚くほど風通しが良い。

そんな社会実験をこれから数年かけてやっていきたいのである。

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投稿者:

橋爪大輔

1985年生まれ