「ぼくたちは一人一人、楽しく創造する為にこの物質世界にやってきた、ということを思い出してほしい」とエイブラハム(高次の存在)は言います。

昨日、橋爪事務所に訪れた「いくよさん」の話をします。

数週間前、ボイストレーニングの問い合わせがありました。「高音が出にくくなり、発声の出し方はあるのか?気持ちよく歌いたい」という内容です。

ぼくは個人事業主を始めた頃はボイトレの仕事をしていましたが、今はやっていません。だから、引き受けるかどうか少し考えましたが「これも自分自身が引き寄せた何かかもしれない」と思い直し、

JR桃谷駅で待ち合わせして、橋爪事務所で体験レッスンを1時間しました。

ぼくは基本的に「相手が最初に話す悩み」を信用していません。

その悩みは「ダミー」であったり(もっと違う別の悩みがある)、その悩みの奥に更に本質的な悩みがあったり、あるいは「ベクトルが違う方向に向いているだけ」という場合もあります。

ベクトルが違う方向に向いている、というのは、よくよく話を聞くと、きちんと「望むもの」がその人にはある。でも「望むことは恥ずかしい」みたいな気持ちが働いて、真逆の「自分はまだまだ」という部分に敢えて意識を合わせる、みたいなことをする人もいます。

そもそも「競争の世界」ではなくて「創造・調和の世界」で生きるならば「トレーニング」すら必要ないのではないか?というのが僕の今の考えです。

競争の世界で生きるなら、相手に勝つために技術や能力を磨く必要はあります。勝つことが目的なので。

でも「創造」「調和」の世界で生きるならば、創造者は自分自身です。

だから、自分が創りたい世界を自由に作ればいい。歌が上手い&下手というのも、他人と比べているからそういう考えが生まれるのではないでしょうか。

そして、技術は本番の舞台に立てば立つほど自然と上手くなる。だから「技術を高める」ことを目的にボイトレに通うことを、ぼくはあまりおすすめしません。もう練習はいいやん、と。凸も凹もある今の自分を思いっきり出せば、そのほうが輝いて見える。そういう考えです。

なので、昨日の「いくよさん」に対しても、そういうセッションを60分しました。

前半はヒアリングとフィードバック。そして、後半に歌唱、という流れです。

ヒアリングでは「なぜボイトレを希望しているのか?」と聴きます。

すると「高い声が出にくい」「歌ってて気持ちよくなりたい」というような答えが返ってきました。問い合わせ通り。

それに対して「高い声が出ない」から「歌ってて気持ちよくない」を結びつける必要はない、と伝えました。

歌ってて気持ちよくなるためには「高い声が出ないといけない」これは思い込みです。高い声が出なくても、今すぐにでも「歌ってて気持ちいい」は味わえる。

そして、不思議なことに歌っていて気持ちが良いと、高い声も自然と出るようになるのです。

次に「理想」を聴きました。「ボイトレを受けて理想の状態を手に入れたとする、じゃあ何をしたい?」です。

すると、誰かに聞いてもらいたい。高齢者施設などで歌を届けたい、という内容が返ってきました。

これも「ダミー」だと思っています。それが「理想」だとしたら、その理想は最も低く見積もった理想です。なので、ガシガシ堀り進めていきます。

すると「華やかな舞台」で「綺麗なドレス」を着て「私のファンクラブ」の前で「歌のお姉さん」のように「みんなー!」と言って歌いたい、という夢が出てきました。

その話をしているいくよさんは、顔が紅潮して、血流も良くなっていそうで、活き活きとしていました。

「高い声が出にくい」と言っていた数十分前と別人です。

「高い声が出にくい私」と「華やかな舞台で歌う私」のどちらの「私」に意識を合わせるかで、人生は変わると思いませんか?

どちらに意識を合わせるかは自分で決められます。そして、どちらに合わせるのも「自由」で「無料」です。

「意識」を「歌のお姉さん」に合わせたいくよさんの歌声は、とってもピュアで伸び伸びとしていました。物事に取り掛かる前に、まずは意識をチューニングし直す。むしろ、ここがかなり重要な「仕事」だと思います。

ぼくは「仕事」で人に「関わる」時、このような視点で相手を見ています。

あなたはどんな「私」に意識を合わせますか?

散歩で訪れる四天王寺

【 お知らせ 】

(1)今夜19時からは橋爪事務所のYouTubeにて「夜19時の対話:ゲストはいけともちゃん」をライブ配信します。ぜひ観に来てね!

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