ぼくはどこまでも美しい世界を描きたい

朝5時過ぎに目が覚めました。

「文章を書きたいな」と思ったので、布団から出て、一階の事務所に向かおうとしたら、隣で寝ていた長男の晴(はれ)が「おとうちゃーん」と一言。

ぼくが起きるタイミングで晴も目覚めたようで「一緒に寝たい」と言われて布団の中に引き戻されます。さて、子供の気持ちを振り切って、一階に降りることも出来る。

数秒考えた後、再び布団に戻りました。晴は嬉しそうに体をぼくの腕にくっつけてきます。

それから数分、布団の中でぼーっと過ごしていると、スヤスヤと寝息を立て始めたので、そっと寝室から出ました。

事務所のライトと暖房をつけて、お湯を沸かしてコーヒーと白湯を入れ、アレクサにクラシック音楽をかけてもらいながら、今、この文章を書いています。

貴方は私で私は貴方。

この宇宙世界に存在している全ては本当は一つ。本質的には分離していません。

誰かと誰かが喧嘩しているとします。憎しみあっている。

でも、それは演劇の舞台と同じで、結局「あちらの世界」に戻れば、その喧嘩したもの同士も肩を組み合って「楽しい体験(喧嘩)だったね」と楽屋で乾杯している。

ぼくたちは「感情を味わう」為にこの地球にやってきた、と信じます。「憎む」という体験をも楽しみにやってきました。

嬉しいという気分を味わいたかった。悲しいという気分を味わいたかった。

誰かを好きになる、という体験をしたかった。心の底から嫌悪する、という体験をしてみたかった。

好きも嫌いも、同じ感情です。どちらが正義でどちらが悪、ということもない。「こうでなければいけない」という制約なんて本当は何もない。

人間社会が少しだけ硬くて複雑な為に、あれこれ考えてしまうかもしれないですが、ぼくたちの頭の中の「意識」という宇宙空間は、物質化する前の粒子の波がいつだって伸び伸びと自由に広がっているはず。

どうぞ、貴方のピュアで素直な気持ちを押し殺さないで欲しい。

貴方が望むものに手を伸ばそう。貴方が愛するものを愛して欲しい。貴方は私で私は貴方。全ては繋がりあっている。

もしも「分裂」を望んでいるのであれば、好きなだけその体験を味わえば良い。

でも、本当の平和や一体感を手にしたいのなら、警戒心を解き、心の鎧を脱ぎ捨てることはいつだって出来る。

対立や抑圧を引き継ぐ必要はもうない。分裂ではなく、癒しのエネルギーを注ごう。

ぼくたちは一人一人がアーティストだ。白いキャンバスに自由に絵を描くことが出来る。

どんな絵を描くかは貴方次第。自分の考えと感情で彩ろう。貴方が送りたい人生を描こう。

ぼくは。

ぼくはどこまでも美しい世界を描きたい。

希望に満ち、自分なりの方法で状況に光を照らしたい。地に足を着けて、情熱を持って活動したい。多くの愛を注ぎたい。

物質世界に人間として生きながらも、魂の声にいつも耳を傾けながら、この地球で素晴らしい人生を送りたい。

投稿者:

橋爪大輔

1985年生まれ