ぼくには子供の時から付き合い続けている「友達」と呼べる存在がいない。

高校を卒業して、地元の三重県を離れ、京都の大学に進学した。成人式の時、同級生が集まっている中に「混ざれないだろうな」と思い、帰るのを辞めて、一人、下宿先のベッドで寝ていた思い出がある。

結婚式をする時も、新郎側に参列する同級生の同姓が少ないので恥ずかしいな、と感じていた。

大勢で「つるむ」のは嫌いなくせに、かといって寂しさを感じる。自分勝手に縁を切ってしまうこともある。めんどくさくて薄情な人間だ。

だから、ここ最近はSNSで繋がった人達と、一年、二年、三年と時を重ねることが出来ていて、少しずつ少しずつ絆が深まっていることに有り難さを感じている。

ぼく自身が以前に比べて、自分のことをさらけ出せるようになってきたこともあるからだろう。「自分はこんな人間だ」と予めSNSで出しているので、だから、それを踏まえて一緒に過ごしてもらえる。

気を使わずに楽に過ごせる人が増えてきた。

そして、それは女性の方が多い。男性とは「上下関係」「縦社会」の名残りがまだあって、どうしても壁を作ってしまいがちだ。その辺りも、今後は克服していきたい。

また、一度は離れた人達とも、タイミングがあえば再開して、また交流が出来たら嬉しい。

お互い「良いな」と思って出会ったはずだし、その「好きだな」と思う部分を暖めて、なおかつ「嫌だな」と思われたところは素直に謝って、絆を深められたら幸せだ。

地元の同級生とも、機会があれば繋がっていきたい。ぼくから声をかけて一歩踏み出してみようかな。

2022.09.01