最初から「無理」「まだ早い」と決めつけずに、とりあえずやってみる

Facebookで友達のゆうこりん(竹下裕子さん)が『世界一ふざけた夢の叶え方』という本を紹介していて、面白そうだったのですぐにAmazonのKindleで買って読みました。

3人の無名の男性達(プータロー・年収300万円のサラリーマン・赤面症の会社員)が、夢を語り合って「お前なら出来る」と励まし合い、わずか一年後には「一億円プレーヤー・ベストセラー作家・最年少部長」と大きく人生を変える、という内容です。

そこで、なるほどと思った文章があるので紹介します。

「音叉というものは同じ周波数同士が共鳴して響き合います」「振動が弱まってきた頃に、隣の音叉をたたくと、音が共鳴し合って、弱まっていた音叉の振幅が再び大きくなります。この現象を『共鳴振動』と言います。これが人間にも完全に当てはまるのです」

「その月、僕が元気はなくても、誰か一人いい響きを放っていたら、みんながその響きに共鳴し、増幅するんです。1人の響きが、みんなの響きになる」「仲間とは、『お前はすごいけど、オレはダメ』。そんなふうに比べ合って落ち込むんじゃなくて、楽しく響き合えばいいんです」

この【響き】と【仲間】について書かれた例えは、合唱をしているぼくにとって、なるほどその通りだ、と思えるものでした。合唱団でも、良い声の人が一人いるだけで、その一人の声がみんなの声まで良い響きにします。相手と自分を比べるのではなく『響き合えば良い』という言葉はまさに、です。

この本のポイントは「お前なら出来る」にあるのではないでしょうか。一見すると「それは無理だろう」と思うような夢・挑戦であっても、肩をポンポンと叩いて「お前なら出来る」と励ますことで、脅威のブレイクを果たす可能性がある。

実際、この本の男性達3人も当時はお互いの夢を聞きながら、心の中では「それは完全に無理でしょう」と思っていたそうです。それでも、夢を語り、紙に書き合い、月に一回会って励まし合い、共鳴し合うことで、夢が現実になって行った。凄い事だと思います。

他人と関わる時、この本に書いてあるような姿勢をとり続けていきたいな、と思いました。つまり「それは無理だろう」「まだあなたには早い」と思うようなことでも、鼻から否定せずに、その人が「語っている夢」を励まし、応援する、という姿勢です。

それは相手に対しても自分に対しても同じかもしれません。「できる、できない」ではなく「やるか、やらないか」。やるとしたら最初から「無理」「まだ早い」と決めつけずに、とりあえずやってみる。この姿勢を改めて自分にも相手にも持って暮らしていきたいな、と思いました。

子どもに対してもそういう姿勢で接したいですね。